ド根性

 家出するように、アパートで独り暮らしをしようとしている子がいる。

 本人も準備万端ではないと自覚しているけれど、「ふつう」の暮らしがしたいのだと、譲らない。
 見守っていてほしいけど、自分の力でやってみたい…これが自立ということなのだと思うけれど、こちらの心配は尽きない。

 自分が子どもの頃、親は同じように悩んだのだろうなぁ。

 昭和のお父さんと娘みたいに、冷戦が続いているが、彼女にとってはここがスタートなのだと思い、送り出そうと思っている。
 大人になっても、いろいろあるのだ。私たちの第二章はこれからだ。

 Rちゃん、ど根性で頑張れ。(BOSS)